昨日、梅田からの帰り道、桐生織塾に立ち寄る。先日紹介した、中国少数民族染織品の企画展が行われているのだ。
以前の記事から情報わかります
http://www.dragontone.org/cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=574
会期が4月29日から5月1日までの短い期間なのだが、この辺りで開催されるものの中では群を抜いて、おすすめだ。
正直、実はこの桐生織塾に行くのは初めてで、門を入ってみて驚かされた。何から何まで、良い感じなのである。門には「紹」の文字が書かれた布が、ひらひらと風に揺られ、いい感じに出迎えてくれる。
それにしても、素晴らしいコレクションである。
ちょうど、今回の半数以上のコレクションの持ち主である、新井淳一さんが来場され、運が良いことに、布やこのコレクションの事についてのお話会があるというので、聞く事にした。
その中で、感銘を受けたのが、こういった商業ベースにのっていない、奥地の民族衣装というのは、その布に願いや祈りを込めて織られたものも多くあり、こういった布や衣装を前にすると、現在の商業ベースで作られる布や衣装はとても薄っぺらになってしまい・・・・という話だった。
布にも願いや祈りを織り込む!という見解に目からウロコが落ちた感がある。
そんな布や衣装を身に纏って演奏するというのは、想像しただけでも興奮してくる。
それぞれの世界で、深く探って行く作業というのはある種共通する見解があるんだなあ、と思い、また改めて布の事など考えてみたくなったのだった。
そして、出会う時には出会うもので、FMのディレクターの小保方君が今回の新井さんのお話を録音しに来ていた。終わってから、「亥士さん、ちょっと話があるんですが・・・」
何かと思ったら、「演劇の音楽をやって欲しいという話がきてるんですよ。」
そんな話をしていたら、タイミングよく、その劇団の方が、友人の岡野さんと一緒に織塾に来たではないか!
岡野さん曰く、昨日のSpiral Grooveを聴いていて、俺がこの展覧会の紹介をしていたので、もしかしたら居るかもしれないよ?という話をしながら来たという話だ。
偶然も偶然で、話はトントン拍子に進み、この仙台を拠点に活動している劇団の公演の音楽を担当する事になりそうなのだ。まあ、不思議な縁である。
不思議な春の一日になったのだった。